アスリート系理学療法士奮闘記

理学療法やバレーボール、トレーニングなどについて情報発信をしていけたらと思います。

腱板機能について(バレーボール 理学療法)




どうも。
前回の記事の続きを書いていきます。


肩の運動療法の基本的な考え方として、ここでは以下の4つに分類しました。

分類

  1. 腱板機能
  2. 肩甲胸郭機能
  3. 肩甲上腕リズム
  4. その他 (筋力・柔軟性など)



今回は1腱板機能について簡潔に書きます。
簡潔に〜。笑


肩甲上腕関節の安定性は静的安定化機構動的安定化機構の2つによって保たれるとされます。


特に腱板機能というものは、動的安定化機構の中心であります。
肩の運動時の安定性に不可欠です。


腱板とは、よくいうあれです。
そう。インナーマッスルです。回旋筋腱板です。

  1. 棘上筋
  2. 棘下筋
  3. 小円筋
  4. 肩甲下筋

です。
詳しい機能についてはいずれ書いていこうかと…



force couple(フォースカップル)といわれる協調作用により腱板がはたらき、肩の安定性に貢献しています。
この機構が破綻することで、バレーボールのスパイクやサーブでの肩のスイング時(挙上)に疼痛や不安感を伴う。


肩の問題点をざっくりと評価する方法としては、他動的な肩甲骨の固定により、発揮される筋力の違いをみていくと問題点がどこにあるのかが大雑把に分類できる。



つまり、肩関節挙上時に、他動的に肩甲骨を固定した状態でMMTの筋力評価を行い、筋出力が増加する場合と、低下もしくは変化しない場合がある。




肩甲骨固定にて 筋出力向上 ➡︎ 肩甲胸郭関節の機能低下、固定力低下

肩甲骨固定にて 筋出力低下 ➡︎ インナーマッスルの筋力低下、肩甲胸郭関節での代償

を疑うことができる。




肩甲胸郭機能の機能低下であれば、IST muscleの個別筋力評価を行い、問題点を詳細にしていく。

インナーマッスルの機能低下であれば、それぞれの筋力評価を行い、問題点を詳細にしていく。


ざっくりとではあるが、スクリーニングとしてこのように評価が可能と思われる。


とりあえず長くなりそうなのでここまでで〜。
小分けにしていこうかな。
そんなに引き出し持ってないのでー。笑

ではまた〜。